僕らは まだ

僕らは まだ

怖くてすぐには聞けなかった。ラジコのタイムフリーが終わってしまうので意を決して健ラヂを開き、深呼吸した。
楽しげな健くんととくむーさんのお話がいつもどおりで新曲フル公開ということを忘れさせてしまうほど。ほんといつもどおり聞いていた。
そして、健くんの解説の後に流れた、『僕らは まだ』
特捜9で聞いていた部分は改めて噛み締めるように聞きた。剛健の甘い重なる声、年長二人の安定した声、いのおかコンビの絡み合って一つになる声。どれも綺麗で、そしてV6の歴史を感じた。

未知の領域、2番に入り、私の涙は止まらなくなった。
コンビで歌ってきたところがソロなっている。一人ひとりの声質を確かめれるように、そして其々に合う歌詞で。健くんの甘い声、博の優しい声、剛くんの儚くもしっかりした声。
岡田のパートになり、心臓が締め付けられた。デビューの時から当たり前だけど成長した強い意思。声が、歌詞が、一つ一つが心を突いてーー。
そこから、まぁくん。坂本昌行の歌声だけが響くパート。バックミュージックが消えて、昌行の伸びやかな歌声が部屋中に渡った。その瞬間、溢れていた涙が止めどなく流れていく。井ノ原くんのパートになればもう嗚咽を零して泣き崩れた。

バラバラだった僕らが、一つになろうとしている。
そこにはバラバラであった6人が一つのV6になろうとしている。そう、“なろうとしている”のだ。
V6は集まって、そして其々の道に進むことを選んだ。しかし、V6という物は永遠に残り、彼らの中に存在し、離ればなれでも未完成なV6をこれからも作っていこうとしているのだと。
そう思えてしまう歌詞だと考えた。

正直、ちゃんと聴けていない。ぼたぼた涙が流れて必死でそれを受け止めるしか出来なかったから。
曲終わりになにも語らなかった健くんにありがとうを言いたい。お知らせだけを述べてくれて、ありがとう。僕らは まだ に浸らせる時間をくれてありがとう。

CD発売したら、通勤時間では聞けなさそうだなぁ。電車内で泣いて危ない人になりそうだ(笑)